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中国、資本規制の対象をサービス貿易に拡大へ＝当局筋
7月7日14時31分配信 ロイター


　［北京　７日　ロイター］　中国当局は、サービス貿易を通じた不正な資本流入に対する管理を強化する規則案を策定している。政府筋が７日明らかにした。モノの貿易に対しても前週、同様な規則の導入が発表されている。
　中国国家外為管理局（ＳＡＦＥ）は前週、輸出業者が得た収入を一時的に専用の口座に入金させ、当局が送り状と付け合せて不正がないかチェックする制度を近く導入すると発表した。
　しかし、この制度について、一部の当局者や銀行関係者は投機資金の注入を防ぐには不十分との指摘がでていた。
　ＳＡＦＥ関係者は７日、ロイターに「サービス貿易を対象に同様な規則を策定中で、かなり近いうちに発表される見通し」と述べた。規則の具体的な内容や発表時期については明らかにしなったが、外貨流入のチェックにはＳＡＦＥ、国家税務総局、商務省、国家工商行政管理総局といった多くの省庁が関与するとしている。
　中国当局が資本規制を強化する背景には、中国の外貨準備拡大の一因にもなっている投機資金の流入拡大に懸念を強めていることがある。