中国政府の『
核輸出規制条例』の修正公表の背景には、
南アジアにおける米中間の原子力市場争奪戦争がある。
その裏にやはり、安全保障の考慮もあると思う。
インドがNPOに加入せず、強行に
核実験をやったにもかかわらず、インドのイランとの関係を更なる緊密化させないように、アメリカはインドに対して全面的に原子力協力となった。
今回の
中国国家主席胡錦濤のインドとパキスタン両国訪問では、
注目すべき所は
中国が両国に原子力協力という内容だ。
長年、アメリカは
中国がパキスタンに
核技術を提供したと責めてきていた。
今回の『
核輸出規制条例』の修正と公表は、
ある意味では、アメリカ人を慰めるものかもしれない。
by lei 20061126