大中華五花八門

　中国国営新華社通信は２１日、チベット自治区ラサの騒乱に関し、「３・１４事件の真相」と題した長文の調査報告書を配信した。騒乱のきっかけは、１０日午後、デプン寺で３００人の僧侶が市街地への突入を企てたことだとしている。１０日からダライ集団が分裂活動を「遠隔操作」し、同集団と騒乱参加者は電子メールで連絡を取り合い、ＤＶＤを配布して多くの人を扇動、１４日の大規模騒乱につながったとしている。１４日は、僧侶が突然、投石で警察官を攻撃、市内各地に潜伏していた暴徒が匕首などで警官や市民を襲ったという。被害額は日本円で４５億円、放火３００カ所、商店や民家など約１０００カ所が襲撃され、１３人が殺害されたとした。（北京　野口東秀）