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中国:全人代 あすから指導者選出 国家主席再任、習氏を副主席に
【北京・大谷麻由美】北京で開催中の中国の全国人民代表大会(全人代=国会)は15日から国家指導者や閣僚の選出に入る。2987人の代表(国会議員)による選挙で、同日は胡錦濤国家主席(65)が再任されるほか、共産党序列6位の習近平・政治局常務委員(54)が国家副主席に選出される。
胡主席の任期が満了する5年後に向け、習氏を中心とする「ポスト胡錦濤」路線が敷かれる。序列2位の呉邦国・全人代常務委員長(66)と3位の温家宝首相(65)が再任され、2期目の「胡-温体制」が正式スタートする。
習氏は引退する曽慶紅国家副主席(68)の後任。「北京五輪指導小組(グループ)」の組長に就き、党務と五輪の重責を担っている。
17日は筆頭副首相に李克強・政治局常務委員(52)が選出される。李氏は行政機構改革の責任者として全人代に提出した改革案を作成。マクロ経済運営を担当するとみられる。
他の副首相として通商担当に張徳江・前広東省党委書記(61)、金融担当に中国人民銀行(中央銀行)副総裁などを歴任した王岐山・前北京市長(59)が選出される見通しだ。
毎日新聞 2008年3月14日 東京朝刊
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